【SEOテキスト】宇田雄一「古典物理学」質点は光よりもユックリと進む事ができ、また質点は光を散乱する、という事情がT3との違いを生み出している。|ξ(3)|≦|ξ(4)|を図示すると、前ページの図の■部(境界を含む)になる。ところで、T25においては、∀f∈F;∀ε>0;L(f)⇒[∃g∈F;【α】and【β】and【γ】]【α】L(g)【β】∃η∈N01;|η(4)|≦ε
and|η(3)|≦2ε and f(η,□,□)≠g(η,□,□)【γ】∀η∈N01;[|η(4)|≦ε and|η(3)|>2ε]⇒f(η,□,□)=g(η,□,□)が成り立つので、判定結果の後半の【2】が【3】の原因になっていないという部分も言うに値する。T25においても、§2-1-5で述べた条件【3b】に相当するものが考えられる。この条件のため、上記の条件文はfとgへの代入が、買ナ∈Ωf(η,2,3)=買ナ∈Ωg(η,2,3)に反しない範囲で行われる場合にのみ、真となる。ただし、Ω={η∈N01||η(3)|≦2ε
and η(4)=0}とする。このことは、因果関係を調べるためにSによるΩの像に当たる時空領域内の質点の有無を変化させるときには必ず、総電荷が変化しないように、すなわち、正の電荷を持った質点には必ず同じ大きさの負の電荷を持った質点を伴わせて、変化させなくてはいけないことを意味する。原因という語の定義を修正してこの条件を付加せよ、という意味ではない。§2-1-6の定義を適用すればこうなる、という話だ。特殊相対性理論の用語では、∀ξ,η∈N01;|ξ(3)-η(3)|>|ξ(4)-η(4)|⇒[S(ξ)で起こった事象とS(η)で起こった事象が因果関係を持たない]ことを、物理法則の局所性と言う。これを本書では特殊局所性と呼ぶことにする。本書のここまでの結果から、T3の物理法則もT25の物理法則も特殊局所性を持つことが
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