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p306 宇田雄一「古典物理学」
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【SEOテキスト】宇田雄一「古典物理学」4-1論理実証主義と古典物理学,論理実証主義とは,論理実証主義とは何かを説明する前に、以下の経験文@の真偽を、観測や測定によって確認することを考えてみよう。@∀x,y∈R(3);∀a∈R;[P(x,y)and Q(a)]⇒(y=ax)ただし、P(x,y)はx,yを用いて書かれた経験文を表すものとし、Q(a)はaを用いて書かれた経験文を表すものとする。P(x,y)の真偽は経験的に確認できるが、Q(a)の真偽は経験的に確認できないものとする。観測や測定によって確認することを、経験的に確認すると言うことにする。さて、この場合に、@は経験的に確認できるのだろうか、それとも出来ないのだろうか。硬直的厳密さを貫けば、出来ないと言うのが正しかろう。しかし、発見法的に@を、A∀x,y∈R(3);P(x,y)⇒(∃a∈R;y=ax)という風に解釈し直すならば、Aの真偽を経験的に確認することは出来る。このように、ある理論がわけの分からぬ語を使って書かれていても、それだけで、その理論をおまじない扱いするのは非建設的な誤った態度だ。上記の再解釈のパターンがいつでも有効だとは限らない。例えば、B∀x,y,a∈R;[P(x,y)and Q(a)]⇒(y=a+x)という経験文において、P(x,y)の真偽は経験的に確認できるが、Q(a)の真偽は経験的に確認できないという場合には、Bを、C∀x,y∈R;P(x,y)⇒(∃a∈R;y=a+x)という風に解釈し直しても、(∃a∈R;y=a+x)が任意のx,y∈Rに対して真だと先験的に分かるので、Cは全く何も言っていないに等しい事になる。T1,T2,T02,T12,T22ではガリレイ系、T3,T5,T05,T15,T25ではローレンツ系、T4,T04,T14,T24では絶対静止系、T6,T7,T8,T9では標準系という語が使われているが、これらはわけの分からぬ語と言われても仕方ないだろう。それでも、T1,T2,T02,T12,T22,T3,T5,T05,T15,T25,T4,T04,T14,T24
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