【SEOテキスト】宇田雄一「古典物理学」【手順3】表2-1の任意の一つの行を選びT,T,V,Fを定める。ただし、T1(P;Q1,・・・,Qn;Z;S,U,I,J)の行を選んだ場合には、Zは全く任意なわけではなく、[V4,n(A1,A2,1)](Z)の存在する範囲に、Zが収まっていなくてはいけない。B表2-2型の理論に対する一般的な変換:以下の手順で定まるT,T,Vについては、HT=HT,FT=FT,MTV=MT,LTV=LTが成り立ち、かつTの自然の固定的な部分の歴史とTの自然の固定的な部分の歴史とは同じだ。VはFTからFTの上への一対一写像になる。【手順1】A1∈N01(N01),A2∈F3(F3),A3∈R+(R+),A4∈R(R),p∈Pn,(A1,A2,A3,A4はいずれも一対一上へのであること)という条件を満たす範囲内でA1,A2,A3,A4,pを勝手に定める。【手順2】E'=[V3(A1,A2)](E),Y'=[V2,n(A1,1)](Y)によってE',Y'を定める。さらに∀i∈{1,・・・,n};[PiをP'p(i)とも書く]ことにする。【手順3】表2-2の一つの行を選びT,T,Vを定める。ただし、[V2,n(A1,1)](Y)が存在する範囲にYが収まっている場合にのみT3(Q1,・・・,Qn;Y;S,U,J)の行を選ぶ事が出来る。この点に注意すれば、全くどの行を選んでもよい。ところで、表2-4のローレンツ変換の行よりA1,A2を定めれば、∀Y∈F2,n;[V2,n(A1,1)](Y)が存在し、かつ∀Z∈F4,n;[V4,n(A1,A2,1)](Z)が存在する。また、A1,A2が@の手順1の条件を満たすならば、∀Y∈F2,n;[V2,n(A1,1)](Y)が存在し、かつ∀Z∈F4,n;[V4,n(A1,A2,1)](Z)が存在する。さらに、表2-4のいかなる行からA1,A2,A3,A4,pを定めても、A1,A2,A3,A4,pはBの手順1の条件を満たす。
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