【SEOテキスト】宇田雄一「古典物理学」上に'(プライム)を付けたり、これらと数字の添え字を併用したりもする。ggzzEαααTVVGFΓP'1P'2P'3P'4など。書物によっては文字の右上に数字の添え字を付けることもあるが、べき指数と間違え易いので本書ではやめておく。A3が一つの文字なのかA×A×Aなのか判断しにくい場合が出て来ないとも限らない。ただし、§4-2のT41T42T44は例外だ。特に文字が足りない場合でなくても、S'がSを連想させることを利用したい、などの理由でS'を利用する、というパターンもある。この手の工夫を上手に行なうことによって、文章や式が読み易いものになる。本書では例えば、P1P2P3などを予約語として用いるが、これらの添え字部分を空欄にして、Piという文字式を作っておくと便利なことがある。その場合には、空欄iに1や2や3を代入すると完成する。Piは、それ自体としては未完成だ。本書では、数字の添え字を伴う文字を常に、添え字も含めて全体として一つの文字として扱う。ラテン文字やギリシャ文字は、添え字として用いられるときには、常に空欄を表すものとする。ただし、§2-1-7のeR4eR5と§3-1-6のeR6eR8は例外だ。空欄x,yに実数を代入することが前提となっている場合には、文字式x×yをxyと略記することがある。この場合には、xyのxに3、yに4を代入して完成文は34、とやってはいけない。xyのxに3、yに4を代入すれば、完成文は3×4となる。このように文字式には、代入前にのみ通用する略記法があるので注意が必要だ。 |