【SEOテキスト】宇田雄一「古典物理学」哲学上の様々な立場,百科事典を調べると、哲学の主要な分野として認識論と存在論の二つがある、と書いてある。認識論は主に、①真理とは何か②認識は如何なる能力に由来するか③どの範囲までの認識が真たり得るのか、という三つの問題を扱うのだそうだ。①は認識の真否の判断基準の問題だ。存在論は主に、④存在するとされるものの全てに共通の本質は何か、という問題を扱うらしい。これらの問いに対して、どういう答えを主張するかによって、哲学上の立場が区別できる。以下のような立場があるらしい。①模写説・・・客観的存在を誤りなく模写反映しているか否かで判断する,明証説・・・意識に対して明晰かつ判明に明証的に現れるか否かで判断する,構成説・・・所与の多様が主観に先天的に備わる感性形式と悟性形式によって総合統一され必然性を獲得したものが、真なる認識だとする,プラグマティズム・・・有用であるか否かによってその都度判断する②経験説・・・感覚に由来するとする立場(実証主義はこれに属する)合理説・・・理性に由来するとする立場,総合説・・・感覚と理性の両方に由来するとする立場,直感説・・・超感覚的超理性的な神秘的直感にも由来するとする③実在説・・・客観的存在についての認識も真たり得るとする,概念説・・・主観的事象ないし現象についての認識のみが真たり得るとする,懐疑説・・・いかなる認識も真たり得ないとする④唯物説・・・物質だとする立場,唯心説・・・非物質的、精神的、生命的なものと考える立場,物心二元説・・・物質と非物質的なものの両方だとする立場,構成説あたりになると、私にも何のことかよく分からない。おそらく、感覚と理性が最も正常に機能したときに、その結果として出来上がる認識が真なる認識だ、というぐらいの意味だろう。一見するとプラグマティズムはトンチンカンな主張に見えるが、認識能力も生きるための道具には違いなかろうし、実況直面的な言
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