【SEOテキスト】宇田雄一「古典物理学」S○lor(Λ)の時計分子としても同じだ。S○uni(a)とSについても経過時間の食い違いは起こるが、単位硬直性のため、lor(Λ)によるものとこれとは全然別種のものだ。T5の単位硬直性は、T5を長さと時間の単位の定義に用いることが出来ることを意味する。§1-6参照。メートル原器は壊れてもT5は壊れない。T5は本物の自然を正しく記述する理論ではないので、正確には、このアイデアを用いて量子論から長さと時間の定義を行なうべきだ。特定の原子が出す特定の波長と振動数の光を用いた長さと時間の単位の定義は、量子論の単位硬直性の利用と見なされ得る。さて、点状物体PがSの時計分子Aに重なった瞬間に、PはS○lor(Λ)の時計分子Bにも重なっているものとし、その時のA,Bの時計値はt,t'だとする。さらに、Sで計って時刻tにPの速度がvで、S○lor(Λ)で計って時刻t'にPの速度がv'だとする。すると、[|v|=1⇔|v'|=1]が成り立つ。これは、Sで計ってPが光の速さで運動しているならば、S○lor(Λ)で計ってもPは光の速さで運動している、ということを意味する。速さとは速度の絶対値のことだ。T5(P1,・・・,Pn;S,U,I,J)が正しいならば、Sで計ってもS○lor(Λ)で計っても光の速さは1になる。すなわち、§4-5-3の光の球面波を用いた確認において、SとS○lor(Λ)でx,y,z,t1が同じならば、t2,t3も同じになり、1×(t2-t1)=1×(t3-t2)=|y-x|=|z-x|が成り立つ。最後に、ローレンツ収縮とローレンツ遅延の不思議さを解消するために、切断イメージの説明をしておく。時計分子も含めて点状物体は、時空点ではなく時空内の線を代表する事を思い出そう。Sの時計分子Aの指示値がt1からt2になるまでの時間をS○lor(Λ)で計るとt2'-t1'になる様子は、下図のごとくだ。A,t2'-t1',t2-t1
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